2016/07/28

【薬草学】肝臓を守る薬草




観賞用としてもインパクトのある植物。
その名もアーティチョーク。

こちらの写真は、薬用植物園にて撮影してきました。
今日は、お料理でいただく若いつぼみではなく、
「葉」の部分について、薬草学と薬膳の目線でご紹介したいと思います。
 

学名:Cynara scolymus
科名:キク科
別名:チョウセンアザミ
薬用部:葉


味はというと、、、
かなり苦いです!


アーティチョークの「葉」は、
シナリンという成分を含み、肝臓の解毒作用があり、
歴史を辿ると、古代ギリシャ・ローマ時代から、
二日酔い予防や「肝臓ダメージの回復に利用されてきました。


私たち人間は、お酒の存在と出会ってからというもの、
ついつい飲み過ぎてしまっていたのですね。


一体、誰があんなギザギザの
毒性がありそうな葉を煎じて
飲んでみようと思ったのでしょう?

いや、よっぽど二日酔いで分別なく色々な部位を
飲んだら偶然発見したとか?



先人たちのカラダを張った
臨床経験に感謝するばかりです。



苦味が特徴的なアーティチョーク、
肝機能の他に、消化器系の働きも助けてくれる
心強い薬草なのです。


そう、二日酔いのときは、
胃も(ココロも?)荒れていたりしませんか?
迎酒などで、さらに肝機能のダメージをUPさせるのではなく、
今日からはアーティチョークの葉ですね♡


そしてもう一つ、
薬膳として「苦味」は、
体内に溜まった余分な熱をとると考えます。



湿度の高い日本の夏は、熱が体内にこもると、
次のような症状が現れやすくなります。

・動悸
・不安感
・不眠


もし、お酒が好きでやめられないー!
休肝日って何?
二日酔い対策にウコンドリンクは常備
不眠気味だから、寝る前に飲んじゃうんだよね。
上半身に熱を感じやすく、夏の暑さが苦手。

などなど、
あてはまる方がいらっしゃいましたら、

アーティチョークをベースに、ペパーミントや
ジャーマン・カモミールを追加でブレンドした
ハーブティーはいかがでしょう?

よりスッキリした味になり、飲みやすくなります。

今より、少しでも心地よく過ごせるよう、
お役に立てましたら幸いです。




<注意事項>
薬草の活用法は、医療の代わりになるものではございません。
キク科アレルギーの方は、ご使用を避けてください。
また、体質・体調・使用方法により健康を損ねる可能性も
ございますため、必要に応じて医療従事者へご相談ください。


もっと、苦味の作用や夏の薬膳食材について
詳しくお知りになりたい方は、ぜひこちらの
ランチ&プチセミナーでお待ちしております!


【残3名】8/6(土)夏のかんたん薬膳
(画像をクリックいただくと詳細ページが表示されます。)

0 件のコメント:

コメントを投稿